味覚って深いとあらためて思った事
公開日:2017/11/03 (金)
平沢 美奈子
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前回のblogの続きです。東京からイタリアン料理のエノテカエクウスのオーナーシェフ渡邊将史さんをお迎えしての料理教室も満員御礼の大盛況で終える事が出来、振り返りの反省会も兼ねてシェフと晩御飯をご一緒させていただきました。
お料理教室に来て頂いた方はわかると思いますが、シェフとご一緒させて頂くということは緊張感漂う貴重な体験でした(笑)
私の中で、料理人という職業は舌の感覚でお料理を仕上げていくものだと思っています。舌の上で味覚を感知して、何と何を合わせたらこのような味になるというものを感覚の中にしまっておき、素材と向き合った時にその記憶が結びつくような感覚で、その引き出しが多いシェフほどお客様を魅了し食事を頂いた瞬間の感動へと結びつくものだと素人ながら感じています。
渡邊シェフのお料理を最初に頂いた時の感動を今でも覚えているのですが、その感動があるからこそ、また食べたい!に繋がるのでしょうね。
〔こちら↓渡邊シェフのお料理です〕渡邊シェフのお料理を食べたことがある方が前回のお料理教室に参加されていてお話しをお伺いしたら、今でもどのようなお料理が出たのか順番も覚えていると話していたのが印象的でした。
さて、シェフとご一緒させて頂いたレストランは、口コミサイトでも高得点のイタリアン料理のお店。接客もステキで雰囲気がいい中でお食事がスタートしました。お食事を頂きながらも、一皿ずつ出て来るお料理の素材のお話しをしてくれたり、色々質問してもプロ目線の感性を聞くのが面白くて、ついつい色んな質問してしまいました。
渡邊シェフは、お料理の温度にも敏感でとくに食材の火入れに関しては、火を入れている時に肉を動かしすぎているから中まで火が入りきっていないとか、これは一度火を入れてから作り置きしている食材であるということがすぐにわかるそうです。
その話をした時にちょうどオマールエビが華やかにお皿に盛りつけられて登場したのですが、オマールエビの味と香りが失われていると渡邊シェフのおっしゃることが、「なるほどー‼︎確かにオマール海老の独特の香りが感じられないし、納得‼︎」という感じでした。きっと、このお料理だとこのように調理しているはずだよと食べて調理方が想像できるのも料理人ならではですよね。いつもと違う観点でお食事を頂けて学びになりました。
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ば、以前、ホテルのレストランでランチセミナーをした時に味覚をテーマに参加者の皆さんとワークをいれ、その時に参加者の方から
- お料理を味わっていなかった
- お料理に集中すると作り手の気持ちもつたわってくるような気がした
- 野菜の甘さを感じた
- お料理の深さを感じた
など、いつもだと会話に夢中で味わうことを忘れていたという感想が多くて、こういったワークはたまに必要だとつくづく思いました。は、SNSで沢山の情報が流れる時代。画面上で情報をやり取りしフォトジェニックという言葉があるように、見た目や見せかけに惑わされつつあることに物事の本質が見えにくくなっている気がしています。
集中し、五感のセンサーを通して感じとり、判断することって大切だなと思いました。あらためて渡邊シェフの感覚の鋭さと、味の表現の引き出しに楽しませていただきました。貴重な時間を有難うございました。
次回のお料理教室は、シェフを囲んでお食事を頂く時間があっても楽しいかもしれないですね。
最終更新日:2018.05.15
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