迷うよね、油の選び方
公開日:2016/07/08 (金)
平沢 美奈子
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今日は、鶏の唐揚げが食卓に並びました。子供のお友達も遊びに来てくれていたので今夜はかなり賑やかな夕飯。でも、作る側としましては、実は…揚げ物はあまり好きではないんです。キッチンが脂っぽくなるのが嫌だし、洗うときにもネットリするのが良しとはできなくて…
ネットリこびりつく油を見ていると、血管もこうなってるのか〜(-。-;とか、血液汚れる〜(-。-;とか…。先日、自分自身の血液画像を見たので汚したくない…なんて思ってしまいます。これがこの前の写真↓↓↓この時、体調崩していたのでウイルス退治に赤血球も白血球も頑張ってくれていました。
さて、油の質というのは身体に大きく影響するので気をつけたいものです。気をつけたいのが油の質。
質の基準で考えると、まず、どのような工程で油になったのかを知ることから。食用油の抽出法には様々あるのはご存知だと思います。なるべく絞り出し圧搾法のものを探すようにはしています。あとは、油のもととなるものの質。無農薬であることが基本ですよね。
絞り出す圧搾法は、実は手間暇がかかりその分お値段にも反映されてきます。よく見かける一般的な油は、有機溶媒系の抽出を利用した溶媒法を利用しています。
原材料に含まれる油を、ヘキサンなどの溶媒に溶かして抽出し、あとでヘキサンなとを蒸発させます。そして、その残った油を食用油として流通させています。
溶媒法では、99%の油を抽出することができまが果たして良いのか悪いのか…と考えると…
溶媒抽出法で作られた油は、溶媒を加える時・溶媒を蒸発させる時・精製の時・脱臭の時…何度も何度も200度以上の高温にさらされています。油は高温にさらされることで、ビタミンやミネラルがほとんど含まれず、かえって、脂肪酸が「トランス脂肪酸」に変化したり、酸化・劣化するということをお忘れなく。
《トランス脂肪酸》
もうご存知、トランス脂肪酸。プラスティックを食べて‼︎と手渡されても食べないと思いますが、見た目は違っても同じようなものを口にしているのですからね。アメリカがトランス脂肪酸の禁止を目標に動き出したけど日本は全く…「水素添加脂肪酸という恐ろしい代物」=プラステックということをお忘れなく‼︎
マーガリンやショートニングに虫やゴキブリが寄ってこないということは、本能的に「食べてはいけない食品」と感じているから。
あと、最近ではリノール酸過多がよくない事がわかってきました。一昔前は、リノール酸がいいとされ、今まで続いてきたわけですが、それと時を同じくして、アレルギー疾患や精神疾患なども増加しています。
また、リノール酸を多く摂りすぎると記憶力が低下したり、学習能力が落ちたりする結果が出てきたようです。
このリノール酸を中和してくれるのがαリノレン酸。テレビで紹介され一斉を風靡したえごま油とかインカインチ油がそうですね。
結論として、では何がいいのか?
なるべく揚げ物の回数は減らして、生で油は取ること。リノール酸を多く摂りすぎているなと思ったらα波リノレン酸を摂取するようにしてくださいね
流行りで◯◯油が身体にいいと振り回されるのでなく、なぜいいと言われているのかを押さえておくといいですよ。今の時代、いいと言われても、少し経つと真逆の説で本当は身体に悪かった!というものが沢山ありますから…。
最終更新日:2018.05.15
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