聖地熊野にて
公開日:2016/08/16 (火)
平沢 美奈子
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お盆の帰省ピークも終わり、やれやれという方も多いのでしょうね。振り返れば、あっと言うのお盆休みだったとおっしゃる方も多いのではないですか。
私も、お盆は実家のある三重に帰省しておりました。お墓参りと子供を海水浴に連れて行くのが目的です。実家は三重県の津市ですが、向かったのは津から南に下ること3時間の熊野市。
世界遺産にも選ばれてから熱い視線が注がれています。神々が宿る聖地、熊野。最近ではパワースポットとしても人気があるようですね。
昔は、山々を越えて行く陸の孤島というイメージだったのが、今では道路環境もよくなり昔に比べてかなり行きやすくなりました。
海はやっぱりいいですね…潮の香りと波の音に癒されておりました。
熊野に来ると、大自然の叡智に心身ともに満たされてリフレッシュできます。それと共に、普段の生活を振り返り、余分なものを削ぎ落としたくなります。便利さがゆえに忘れてしまっている事が多々あるように思えてしまいます。
好きな本の中に、青木 晃先生の「一生若くいられる都市型原人という生き方」 があります。キーワードになるのが原人。もともと人間に備わった能力を大切に、便利な世の中にどっぷり浸かってはいかがなものかと書いています。
医師でいらっしゃる青木先生は、20代の頃は、肥満やぜんそく、不眠症などに悩まされ、 全身が不調だらけだったそうです。
その後、自衛隊の医官となり、 部隊に同行するサバイバル訓練の際、 文明と隔離されたことで体調が劇的に回復する経験をされたそうです。
そこで、「現代の“便利”を少しだけ手放す」 という生活を続けているそうです。
都市型原人生活でポイントとなるのが、
1. 「重力を感じる」
2.「地球時間で生きる」
3. 「五感を取り戻す」
4.「原人感覚で食べる」
この4つ、シンプルな事のようですが、便利すぎる世の中、意識しないとなかなか出来ていないかも。
- 重力を感じて動く、歩く、働く。日常生活で少しずつ動きくことを増やす。
- 地球時間で動くとは、早寝早起きのこと。それを地球時間を意識するといいそうです。あまりにも、それを意識せずにいると交感神経の働きが下がって「モナリザ現象」(交感神経が弱って肥満になる状態)を引き起こしやすくなるようです。
- 現代社会は便利すぎて五感が衰えてきているといいます。暑い夏場も冷房のおかげで生活しやすくなっていますが、自律神経が狂ってさまざまな病気の原因になっています。自分の好きなことで5感を刺激したり、できるだけ自然の中で過ごす事がいいそうです。
- 原人感覚で食べるって?と思いましたが、すごくシンプルで分かりやすい。
- 加工食品をひかえる
- 素材の原型がわかるものをとる
- 新鮮な野菜・果物を多めにとる
- 主食、タンパク源、野菜その他をバランスよくとる
- 食べる量は腹6〜8分目にする
- 1口につき20回噛む
- 糖質(主食)を従来の3分の2から半分程度にする
- 旬の食べ物をとる
- 月1〜2回の週末プチ断食をする
熊野で、ゆっくりした時間に身を任せて心身ともに癒された中、こういう過ごし方って大切だなと感じたお盆休みでした。
現代社会に生きていると、特に自然との繋がりを忘れ、そしてハートが欠けた状態で生きていると感じます。「忘」と「忙」はどちらも「心を亡くす」と書きますが、日常生活に追われて心を亡くす、自然との繋がりを忘れて心を亡くす、そんな社会にならないようにしていきたいですね。
最終更新日:2018.05.15
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